介護福祉士は確かに体力を使う仕事です。患者の生活動作を介助するわけですから、自分よりも大きい人を持ち上げることや、入浴介助にいたっては汗だくになりながら介助にあたります。ですが、体力勝負かというとそうではありません。私自身、体力はまったくありませんが、介護福祉士として働くことができていました。私よりも力が無いような人でも介護福祉士としてしっかりと働いていました。ですからたとえ自分に体力が無いからといって諦める必要はまったくありません。
介護福祉士は体力が必要というよりは、「いかに効率よく動けるか」ということだと思います。なぜかというと、効率よく動くことで、無駄のない動きになり、余計な力を使わなくていいからです。介護をしているとよくわかるのですが、先を読んだ行動をすると、わりと体力を使うことなく動くことができます。そして、力については多少は必要ですが、コツをつかめばそれほど必要ありません。その、コツというのは患者と自分との体をより近づけて無駄な力を使わないようにすること、患者の残された機能を使うことで、力をめいっぱい使う必要はなくなります。
このように介護福祉士は、まったくの体力勝負の世界とはいえないのです。ですからどんな人にもできる仕事です。働いていくうちに自分がやりやすい技術や動きが見つかってきます。
私も最初は行動が遅くて怒られていましたが、1~2年経つ頃には自分なりの動きができるようになり、早いとまではいきませんが、それなりに動けるようになりました。無駄な動きが少なくなったのです。最初は難しいと感じてもいずれ必ずできるようになります。